自由・民主主義の価値を探る 政治事件を扱った台湾語ドラマ放送

自由・民主主義の価値を探る  政治事件を扱った台湾語ドラマ放送
台湾語ドラマ「吹海風」の劇中写真=公視台語台提供
(台北中央社)台湾の民主化の歩みと各世代の奮闘を振り返る台湾語ドラマ「自由的向望」のプレミア上映記者会見が18日、台北市内で行われた。同作は、文化部(文化省)主導で開設された台湾語チャンネル「公視台語台」が初めて自主制作したドラマ。1970年代から現在までに台湾で発生した3つの政治事件をそれぞれの作品の主な背景とし、自由や民主主義の価値について考える。

「吹海風」「家族無共識」「回来就好」の3部作。「吹海風」は1979年の反体制運動弾圧事件「美麗島事件」の被害者の一人である政治家、陳菊氏の物語を中心に、陳氏が投獄後に経験した境遇を描く。チェン・ウェンタン(鄭文堂)監督がメガホンを取った。「家族~」は2014年の「ひまわり学生運動」を扱い、台湾社会が抱える多元的なエスニックグループ間の矛盾や融合について切り込む。監督はスー・イーシュエン(蘇奕瑄)。「回来就好」は、台湾の非政府組織(NGO)活動家、李明哲氏が2017年に中国大陸で身柄を拘束された事件を背景にした。27歳の若手監督、チュウ・ピン(朱平)が監督を務めた。

チェン監督は同作のために陳氏を取材し、6年間を監獄で過ごした陳氏が釈放後に抱いた心境の再現を試みたという。チェン監督は、何度も自分の作品を見ているにも関わらず、上映会で鑑賞した時には相変わらず心が震え、涙が出たと話した。

同作は22日夜8時に公視台語台で放送される。

(陳秉弘/編集:名切千絵)

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