日本時代のハンセン病療養所、修復工事始まる 文化的な医療施設に/台湾

日本時代のハンセン病療養所、修復工事始まる  文化的な医療施設に/台湾
「楽生療養院」旧院区の建物=2019年7月27日、新北市
(新北中央社)日本統治時代に設立された台湾初の公立ハンセン病療養所を前身とする新北市新荘区の「楽生療養院」旧院区で19日、敷地内に残る歴史的建築物6棟の修復工事が始まった。2024年までに全62棟の建物が修復され、文化財やレクリエーション機能を併せ持つ複合型の医療施設「国家ハンセン病医療人権園区」として生まれ変わる見通し。

同院の前身は1930(昭和5)年に台湾総督府が設けた「楽生院」。当初は100人余りを収容する小規模な施設だったが、強制隔離政策によって規模の拡大が続き病棟が増加。戦後台湾を接収した国民党政権も同様の政策を取ったため、一時は60棟余りに1000人以上が入所する大所帯となった。

同院の歴史的価値や入所者の人権問題などが一般市民にも広く認識されるようになったのは、台北メトロ(MRT)車両基地の建設予定地として白羽の矢が立った1994年。これを機に施設が総合病院に転身するための新院区の増設が進められ、2005年には隣接する桃園県(現桃園市)亀山に8階建ての新病棟が落成。旧院区に残る建物は09年、台北県(現新北市)の歴史建築に登録された。

修復・再活用プロジェクトを推進する衛生福利部(保健省)の資料によれば、国家ハンセン病医療人権園区にはハンセン病医療史料館や森林公園、広場、居住エリアなどが設けられる予定。

(王鴻国/編集:塚越西穂)

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