(台北中央社)軍用ヘリコプター「UH60M」の事故で2日、沈一鳴参謀総長を含む8人が死亡した。参謀総長は制服組トップで、最高位の殉職者を出したヘリ事故となった。


1957年生まれの沈氏は上将。副参謀総長、国防部(国防省)常務次長、空軍司令などを歴任し、昨年7月に参謀総長に就任した。

1979年には当時、中華民国(台湾)と国交があったサウジアラビアの要請でイエメン・アラブ共和国(北イエメン)に潜入する計画に参加した経験を持つ。ミラージュ2000戦闘機の首席試験飛行操縦士なども務め、能力の高さが評価されていた。

(王揚宇、游凱翔/編集:楊千慧)