白色テロ時代の処刑場、台北市初の「史跡」に/台湾

(台北中央社)白色テロが横行した1950年代前半の台湾で、多くの政治犯が命を落とした処刑場「馬場町刑場」(現・馬場町記念公園)が、台北市初かつ台湾2番目の「史跡」に登録されることになった。文化局の田瑋副局長は、白色テロ時代に対する市民の理解が深まることに期待を示している。

国家人権博物館の資料によれば、馬場町刑場の前身は日本統治時代の1909(明治42)年、旧日本陸軍が現在の万華地区に設けた「台北練兵場」。1922(大正11)年に周辺一帯が「馬場町」と命名され、1930年代に入ると拡張されて「台北南飛行場」となった。戦後は中華民国軍に接収され、1949年、隣接する新店渓に堤防を築く工事が竣工。堤防に遮られた河原が、いつしか白色テロで逮捕された政治犯らの処刑場となり、1954年まで銃殺刑が行われた。その後、白色テロの歴史を伝える丘や記念碑などを造成、整備した「馬場町記念公園」として2000年に一般開放され、毎年11月前後には追悼イベントも行われている。

同市文化資産審議委員は昨年10月から専門チームによる視察などを行い、同地に史跡としての保存価値があると認定。同市文化局が16日、文化資産審議委員会を招集し、満場一致で文化財登録が決定した。

台湾では、日本統治時代に旧日本軍と台湾原住民(先住民)セデック族が戦いを繰り広げた中部・南投県のマヘボ古戦場が昨年7月、台湾初の史跡に登録されている。

(梁珮綺/編集:塚越西穂)

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