(ワシントン中央社)訪米中の頼清徳次期副総統は5日、国家安全保障会議(NSC)を訪問し、米官僚と約70分間対談した。米国と断交した1979年以来、ホワイトハウスに足を踏み入れた中華民国(台湾)政府関係者としては最高位となる。


頼氏は同日午後1時過ぎ、高碩泰・駐米代表(大使に相当)らに伴われてホワイトハウスに入った。対談終了後は、報道陣に向かって笑みを浮かべただけで、コメントは控えた。

頼氏の訪米は、各国の有力者や宗教指導者らを集めて6日にワシントンで開かれる朝食会「ナショナル・プレイヤー・ブレックファスト」に一個人として出席するため。この朝食会にはトランプ大統領も出席するとみられており、両者が言葉を交わす可能性に注目が集まっている。

(江今葉/編集:塚越西穂)