(ワシントン中央社)中国軍機が9日と10日に台湾周辺を飛行したことについて、米国務省は11日、「北京は威圧的な行為をやめ、民主的な選挙によって選ばれた台湾当局との対話を再開させよ」と呼び掛けた。

米国務省の報道官が中央社の取材に応じた。
この報道官は、両岸(台湾と中国)の平和と安定は米国の深く永久的な利益につながるとした上で、両岸の双方はその重要性をよく理解するべきだと指摘。北京が現状を一方的に変えようとする動きは有害であり、地域の安定に寄与しないとの立場を示した。

中国軍機は9日と10日の2日連続で台湾周辺での訓練を実施。10日には一時的に台湾海峡の中間線を越えた。

(徐薇テイ/編集:楊千慧)