(台北中央社)新型コロナウイルスに感染して死亡した白タク運転手の家族から、新たに1人の感染が確認されたことが分かった。これにより、台湾の感染者は計23人となった。
中央感染症指揮センターが19日に発表した。

新たな患者は運転手の妹(60歳)。運転手は旧正月期間に開かれた親族の食事会に参加しており、同席した弟や母親、めいの夫への感染が17日までに判明していた。

同センターによれば、運転手の接触者217人を対象にウイルス検査を実施しており、すでに感染が確認された4人を除いては、189人が陰性で、残る24人が結果待ちとなっている。

運転手には海外への渡航歴はない。同センターは1月下旬に乗せた中国浙江省から帰国した台湾人の乗客が感染源である可能性が高いとみて調査を進めている。


死亡した運転手以外の感染者のうち、2人はすでに退院しており、残る20人の症状は安定しているという。

(陳偉テイ/編集:塚越西穂)