感染症渡航情報は海外で感染症が発生した際、現地の状況に応じて衛生福利部(保健省)が発表する渡航アドバイス。現地での一般的な予防措置の順守を求める「レベル1」、予防措置の強化を促す「レベル2」、不要不急の旅行を避けるよう勧告する「レベル3」の全3段階。同センターは25日、感染リスクが高まったとして韓国をレベル3に引き上げたが、日本はレベル2に据え置かれている。
これについて陳氏は、日本の総人口と現時点における感染拡大の速度、感染者数から見れば「まだその状況ではない」とした上で、ダイヤモンド・プリンセスの乗客の一部は自国に戻った後に感染が確認されているとも指摘。引き続き状況を観察する意向を示した。
一方、外交部(外務省)が28日に更新した渡航警戒情報では、北海道に不要不急な渡航の自粛を求める「レベル3」が、日本全域に渡航の再検討を求める「レベル2」が出されている。
(邱俊欽/編集:塚越西穂)