(桃園中央社)蔡英文総統は9日、マスク生産能力が今週中にも1日当たり1000万枚に到達する見通しを明らかにした。桃園市内のマスク工場を視察に訪れた際に語った。
生産量が減少する休日も含めると、1日当たりの平均は920万枚になるという。

経済部(経済省)はマスクの生産ラインを2回に分けて計92基購入し、増産を進めている。沈栄津経済部長(経済相)は9日の立法院(国会)経済委員会で、先に購入した60基は大部分がすでに稼働を開始しており、残る32基は今月末までに生産業者への引き渡しが完了する見通しだと述べた。

経済部は、マスクの1日当たりの生産能力は4月上旬には最大で1300万枚に達するとの試算を示している。マスクの原料については毎日1500万枚分を6月末まで供給可能だという。

(呉柏緯/編集:名切千絵)