(台北中央社)台北市の黄珊珊副市長は9日、台北メトロ(MRT)で利用者が特に多い駅に、体温を測定する赤外線サーモグラフィーを設置すると明らかにした。供用開始は3月末になる見通し。
メトロの担当者によると、優先的に設置するのは台北、西門、板橋、市政府、龍山寺、忠孝復興の6駅。体温が38度以上の人は乗車できなくなる。

メトロは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、赤外線サーモグラフィー16台を購入した。MRT台北駅の一部改札口には先月末にすでにサーモグラフィーが設置され、利用者の体温測定を試験的に実施している。

37.5度を超える発熱が検出された人に対しては、耳式体温計による再検温を行う。体温が38度を超えた場合は乗車を断り、医療機関受診を支援するとしている。


黄副市長は同市の新型コロナウイルス対策会議に出席後、市政府庁舎内で取材に応じた。

(梁珮綺/編集:名切千絵)