マスクは節約を 保健相、「電鍋」で再利用法実演/台湾

マスクは節約を 保健相、「電鍋」で再利用法実演/台湾
陳時中衛生福利部長、「電鍋」で再利用法実演
(台北中央社)新型コロナウイルスの感染拡大で需要が急激に高まっているマスク。台湾では官民一体で増産に取り組み、市民が購入できる枚数も増えている。一方での陳時中衛生福利部長(保健相)は「1枚を増産するのも非常に大変」だとし、マスクの節約を呼び掛け。5日の定例会見では、調理家電を使った再利用法を紹介した。

従来は輸入に頼っていたが、感染の広がりを受け、自国生産にかじを切った台湾。政府は生産ライン60基を購入し、これらが投入されるにつれ製造は飛躍的に加速。日産量は1500万枚に間もなく到達する見込みで、増産前の8倍に迫っている。蔡英文総統は1日、国内の需要は十分まかなえるとした上で、感染が深刻な欧米や国交を結ぶ国々に提供する方針を明かした。

市民には購入数を管理する配給制が取られており、増産に伴い配給枚数は増加。9日以降、大人は2週間で9枚、子供は10枚購入できるようになる。ただ、1人当たりの購入数は依然として制限されており、平日は1日に1枚使うとすれば、大人も2週間で10枚必要だとの声が上がっている。

陳氏は指摘を受け、足りなければ1人に割り当てる枚数を増やすことも検討するとしつつ、まずは節約して使用してほしいとの考えを示した。調理家電を使った再利用法は検証を経て、問題ないとの結論が得られたとし、活用するよう人々に呼び掛けた。

再利用法とは、台湾で広く使われている「電鍋」でマスクを約3分、水を入れずにから蒸しするというもの。蒸し上がってから5分置くと再び使用できるようになり、殺菌、消毒の効果が得られる。汚れたり破れたりしていないものに限り有効で、復活させられるのは5回まで。温度を110度に設定できれば、オーブンや電子レンジでも可能だという。

会見では、中央感染症指揮センターの幹部が説明しながら、陳氏が隣で実演。鍋の使い方を間違えて指摘されたり、電源の場所に戸惑ったりする陳氏に、会場からは笑いがこぼれた。

(陳偉テイ、許秩維、余暁涵、張雄風/編集:楊千慧)

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