台北を皮切りに、時計回りに東部・台東、南部・高雄、中部・台中、北部・新竹と順番に結び、最後に再び台北に戻ってくるという形で、アーティストがそれぞれ現地から歌を届けた。出演したのはロックバンド、ファイヤー・イーエックス(滅火器)やラッパーのLeo王(レオワン)、台湾原住民(先住民)アミ族出身の歌手スミン(舒米恩)、プユマ族出身の歌手サミンガ(紀暁君)、インディーズバンド、ビシウグループ(美秀集団)など。
台北市の総統府前広場でトリを飾ったファイヤー・イーエックスのサム(楊大正)はステージ上で、「長い間パフォーマンスをしていなかった。今日はステージに戻れてうれしい。無観客でのライブは慣れない」と話し、観客を入れた会場でのコンサートが早期に実現するよう期待を寄せた。
中国語で「愛している」を意味する「我愛你」(ウォーアイニー)と発音が似ていることから、5月20日(520=ウーアーリン)は愛を伝える日とされている。
同日夜、文化総会の呼びかけで台湾各地のホテルやランドマークなどでライトアップが行われ、「HERO」の文字やハートの模様などが映し出された。
(鄭景ブン/編集:名切千絵)