(台北中央社)停滞する前線や南西気流の影響で、台湾本島は22日午前、中部や南部を中心に大雨に見舞われた。南部・屏東県や高雄市の山地では午前0時から正午過ぎまでの降水量が多いところで300ミリ以上に達した。
中央気象局は同正午現在、台湾本島のほぼ全域に特報を出し、浸水や土砂崩れなどに警戒を呼びかけている。

午前0時から正午過ぎまでの降水量は、屏東県春日郷大漢山で383.5ミリ、同泰武郷西大武山で311.0ミリ、高雄市大社区で260.0ミリなどとなっている。

各地に出されている特報は次の通り。超大雨(24時間降水量が500ミリ以上)=屏東県山地▽大豪雨(24時間降水量が350ミリ以上)=屏東県平地・恆春半島、高雄市、嘉義県山地▽豪雨(24時間降水量が200ミリ以上または3時間降水量が100ミリ以上)=台南市、雲林県山地、南投県、台中市山地、苗栗県山地、花蓮県山地、台東県山地▽大雨(24時間降水量が80ミリ以上または1時間雨量が40ミリ以上)=台北市、新北市、基隆市、桃園市、新竹市、新竹県、宜蘭県、台東県平地・離島、澎湖県。

(王淑芬/編集:名切千絵)