(台北中央社)蔡英文総統は28日、自身のフェイスブックを更新し、台湾の立法委員(国会議員)は与野党いずれも「強引に『香港版国家安全法』の制定を進める中国を非難する」とつづり、支持政党や官民の違いを問わず「団結して香港の人々と民主主義の価値を支持する」台湾の姿勢を示した。

台湾で対中政策を所管する大陸委員会も同日、報道文を発表し、民意を顧みず、目的を達成するための横暴な手段は香港の民主主義と自由、法治を著しく傷つけるものだとして「強烈なけん責」を表明した。


香港版の国家安全法は香港での反体制的な動きを規制するもので、中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)で同日、賛成2878、反対1、棄権6で法案の制定方針が採択された。

(頼言曦/編集:塚越西穂)