(台北中央社)世界最大規模の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム」が28日に発表した世界の人気旅行先ランキングで、台北市が約1000カ所の候補地の中から20位にランクインした。

ランキングは、同サイトのユーザーが今年3~4月にかけてサイト内の宿泊施設を「お気に入り」に登録した数を昨年同期と比較し、整理・分析したもの。
新型コロナウイルスの影響で旅行が制限される中、ユーザーが行きたいと思った場所として上位20位が発表された。1位はロンドン。以下、サンクトペテルブルク、パリ、モスクワ、ドバイと続き、東京は6位だった。

国籍別に見た場合、台湾人が好む旅行先は1位が東京、2位が大阪、3位が京都と、日本が上位を独占した。4位以下はバンコク、チェンマイ、奈良、ソウル、ホーチミンなどとなっており、アジアの人気が高い傾向がみられる。

同社によれば、台湾では感染状況が落ち着き始めたのを受け、国内旅行を選択する人が増えている。
台北市が一番人気で、南部・台南市、東部・花蓮県、中部・台中市、南部・高雄市がこれに続いた。大都市が目立つことについて同社は、家に引きこもりがちだった人々にとって魅力的だったのではと分析している。

(余暁涵/編集:塚越西穂)