外国人労働者は振興券対象外 「移民はよそ者じゃない」聖職者が訴え/台湾

外国人労働者は振興券対象外 「移民はよそ者じゃない」聖職者が訴え/台湾
拡大する(全1枚)
台湾の漁船で働くフィリピン人
(台北中央社)政府が新型コロナウイルスの経済対策として来月発行する振興券の対象に出稼ぎ労働者が含まれなかったことに対し、東南アジア出身の聖職者3人が抗議の声を上げている。中部・台中に住むフィリピン系アメリカ人神父のJoy Tajoneraさんは5日、中央社の取材に対し、「移民の排除は社会における内部者と部外者の分断を進める。移民はよそ者ではない」と訴えた。

政府は今月2日、新型コロナの影響で落ち込んだ消費活動の起爆剤として、3000台湾元(約1万1000円)分の券を1000元(約3600円)で購入できる「振興三倍券」を発行すると発表。購入対象者は国民と外国人居留証(ARC)を有する台湾人の配偶者に限定され、出稼ぎ労働者など台湾人の配偶者以外の在留外国人は対象外とされた。

出稼ぎ労働者は税金や健康保険、労働保険を通じて経済に貢献しているとTajoneraさんは指摘。「台湾企業にグローバル市場で屈指の競争力を持たせた移民の貢献は過小評価できない」と述べた。

労動部(労働省)の統計によると、台湾で働く出稼ぎ労働者は今年4月末現在、約72万人に上る。分野別では「きつい、汚い、危険」の「3K」の仕事が約32万人、介護や家事が約26万人、その他は製造業や漁業などに従事している。

「(出稼ぎ労働者が)各種の産業や工場、漁業のために身を粉にして働いているならば、そしてその貢献が国家や台湾の人々にとって重要であるならば、支援を受けて当然だ」と南部・高雄在住のインドネシア人神父Ansensius Gunturさんは断言する。
編集部おすすめ

当時の記事を読む

フォーカス台湾の記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

ピックアップ

もっと読む

国際総合ニュースランキング

国際総合ランキングをもっと見る
お買いものリンク