(東京中央社)先月末に死去した台湾の李登輝元総統を追悼するため、森喜朗元首相が団長を務める弔問団が9日、台湾を日帰り訪問することが分かった。メンバーの一人である超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長が7日、国会内で記者会見を開いて明らかにした。


弔問団は日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会と日華懇が派遣するもので、メンバーには与野党の国会議員が複数含まれる。一行は新型コロナウイルス対策のため、9日午前に東京・羽田空港からチャーター便で台北松山空港に向かい、到着後は李氏の追悼会場が設けられている台北市の台北賓館に直行。弔問を済ませた後、蔡英文(さいえいぶん)総統と会談し、同日中にチャーター便で帰国するという。

(楊明珠/編集:塚越西穂)