(台北中央社)中央気象局は10日午前、軽度台風(台湾基準)台風6号が発生したと発表した。海上・陸上警報を発令し、注意を呼び掛けている。
気象局予報センターの呂国臣主任は、今晩、台湾への影響が最も顕著になるとの見方を示している。

台風6号は正午現在、台湾本島最南端ガランピ(鵝鑾鼻)の南西約320キロの海上にあって、時速25キロから22キロで北に進んでいる。中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル。

気象局によれば、台風は10日夕方には台湾海峡の南に入る見通しで、11日午前には離島・金門から中国大陸の方へ進む。

10日は台風などの影響で、大気の状態が不安定になる。午後、南部や南東部では短時間の強い雨、もしくは局地的な大雨に注意が必要。
中部やそれ以外の地域の山地でも局地的に大雨となる恐れがある。

(余暁涵/編集:楊千慧)