D51形蒸気機関車、1日限りの特別運行 桃園市の鉄道イベント/台湾

D51形蒸気機関車、1日限りの特別運行  桃園市の鉄道イベント/台湾
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蒸気機関車DT668号機
(台北中央社)日本で「デゴイチ」の愛称で親しまれたD51形と同型の台湾鉄路管理局(台鉄)の蒸気機関車DT668号機が15日、1日限りで特別運行された。列車は午後2時5分に北部・桃園市の中壢駅を出発。車両工場「富岡基地」がある同市・富岡駅までの約17キロを20分余りで走った。

台鉄によると、DT668号機は1941(昭和16)年に日本の川崎車輌が製造した蒸気機関車。総重量は124.46トン、けん引力1万7000キロと、いずれも当時の台鉄が保有していた車両の中で最大級で、「蒸気機関車の王」と呼ばれている。

今回の特別運行は、同市が初開催する「富岡鉄道芸術節」(14~23日)のイベントの一つ。同芸術祭は、旅客輸送以外の鉄道文化を発信することを目的としており、鉄道をテーマとしたさまざまな催しやガイドツアーなどが企画されている。

この一環として、21日には、予約者を対象にした「富岡基地」見学ツアーも実施される。同基地では蒸気機関車やディーゼル機関車、電気機関車などのエンジン保養や部品交換などが行われており、基地内には「英国の貴婦人」と呼ばれる英国製のEMU100型電車を改装した土地公廟(土地の神様を祭った廟)や不要になった部品で作ったインスタレーション・アートなどを見ることができるという。

富岡はかつて、素朴な農村だったが、日本統治時代の1929(昭和4)年に鉄道の駅が設けられて交易拠点となり、商店が立ち並ぶ商業地へと発展した。駅前には今もなお、当時建てられたバロック様式の建物が残る。台鉄が2013年に車両基地を設けたのを受け、同市政府は観光化を目指して景観工事や交通網の整備などを進めていた。

(余暁涵/編集:塚越西穂)

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