(台北中央社)台北メトロ(MRT)は15日、利用者が比較的多い6駅でマスクの自動販売機を設置した。新型コロナウイルスの感染再燃が懸念される中、乗客の一時的なニーズに対応するためで、状況次第で設置場所の拡大を検討するとしている。


6駅は台北駅、市政府駅、中山駅、忠孝新生駅、南京復興駅、古亭駅。これまでの実名制販売とは異なり、購入には健康保険(健保)カードは不要。価格は1枚10台湾元(約36円)、1回につき1枚のみ購入可能。

新型コロナの封じ込めに成功した台湾。だが、現地に滞在歴のある外国人が帰国後、空港で受けた検査で新型コロナ陽性が確認された事例が最近、多発している。これを受け、台北メトロを含む複数の公共交通機関でのマスクの常時着用が義務付られており、従わない場合は搭乗拒否のほか、最高で1万5000元(約5万4000円)の過料が科される。


公共交通機関でのマスクの常時着用義務化は今年4月以降で2度目。

(陳怡璇/編集:荘麗玲)