(台南中央社)黄偉哲・台南市長は18日、山野之義・金沢市長とテレビ電話を行った。日本統治時代、台南の烏山頭ダムの建設に尽力した日本人技師、八田与一の出身地が金沢で、これを通じ交流を深めてきた両市。
黄市長は新型コロナウイルスの収束後、山野市長の台南再訪に期待を寄せた。

烏山頭ダムでは毎年、八田の命日の5月8日に合わせて慰霊祭が催されているが、今年は新型コロナの影響で日本の関係者の参列は叶わなかった。黄市長は、山野市長が来年の慰霊祭には参列できるよう願った。

テレビ電話には、今年8月、金沢市にマスク6万枚を贈った台南市のマスク生産大手、南六企業の黄俊評董事が同席。山野市長は、黄市長と南六企業の支援に謝意を伝え、新型コロナの感染拡大下で互いの間に結ばれた絆の深さをより感じられたとの考えを示した。

(張栄祥/編集:楊千慧)