
蔡氏は、コロナ下の経済振興対策として、政府が1000台湾元(約3600円)で購入できる3000元(約1万円)分の金券を発行したり、国内旅行の一部費用を国が補助する制度を設けたりしてきたことに触れ、635億元(約2300億円)の経済効果を生み出せるとの見通しを示した。また、8月の飲食業の売上高が同月の過去最高になったことも報告した。
その上で、今こそ台湾の観光業界がグレードアップする契機だと強調。外国人観光客がコロナ後の旅行先として台湾を優先的に選んでくれるよう共に努力しようと業者らに呼び掛けた。
今年のトラベルフェアには世界から30カ国・地域や100軒以上の宿泊施設が出展しているほか、参加する台湾の中央省庁や地方自治体も過去最多となった。台北南港展覧館1館で11月2日まで開催される。
(汪淑芬/編集:塚越西穂)