希少がんの男児に日本で治療を 台湾と日本が共に支援

希少がんの男児に日本で治療を  台湾と日本が共に支援
男児の日本での治療について協議する日台双方の関係者=行政院南部サービスセンター提供
       
(高雄中央社)眼球内に悪性腫瘍が生じる希少がんを患う南部・高雄市在住の3歳男児を救おうと台湾と日本の間で支援の輪が広がっている。男児は来月、治療のため日本の病院に入院する見通しで、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は16日、最短期間で男児が治療を受けられるよう支援する方針を示した。

男児は小児がんの中でも希少がんとされる網膜芽細胞腫と診断され、生後4カ月で左の眼球を摘出。義眼での生活となったが、最近になって右目にもがん細胞が広がっていることが分かった。男児に右目を残してあげたいとの家族の意向を受け、主治医は最新の治療が受けられる日本への渡航を提案。受け入れ先の病院も見つかったが、高額な治療費と新型コロナウイルス下での渡航という2つの障壁が男児と家族の前に立ちはだかった。

これがニュースで取り上げられると多くの善意が寄せられ、報道をきっかけに200万台湾元(約730万円)余りの金額が集まった。市も、家族の負担を減らすため支援に動き出した。

16日には、行政院(内閣)南部サービスセンターの陳政聞・執行長らが日本台湾交流協会高雄事務所の加藤英次所長を訪問。男児の渡航に関する手続きについて協議した。加藤所長は人道上の配慮に基づき、入国後の待機の期間短縮や迅速なビザ発給などに向けた支援を提供する考えを示した。

(王淑芬/編集:楊千慧)

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