
不明のF16戦闘機は17日午後6時5分ごろ、夜間飛行訓練のため、東部・花蓮県の花蓮基地を離陸。約2分後に基地から北東約9カイリ(約17キロ)の地点でレーダーから姿を消した。厳徳発(げんとくはつ)国防部長(国防相)の19日の発表によれば、信号の発信源をすでに8つ発見し、その地点を順次捜索しているという。
そんな中、中国の網軍はネット上に動画を投稿し、操縦士がすでに投降し、アモイ空港で隔離措置を受けていると伝えた。
国防部は19日、フェイスブックで、「偽情報を拡散し、不明の操縦士を消費している」として中国の網軍を非難した。
蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)は20日、立法院(国会)前で取材に応じ、「このような偽情報を厳しく非難する。ばかげていて非人道的だ」と述べた。
(王揚宇/編集:名切千絵)