(花蓮中央社)東部・花蓮県の花蓮市公所(市役所)は20日、太平洋に面した市内の北浜公園で、日本の高千穂町(宮崎県)との姉妹都市盟約締結1周年を記念して制作した大理石のパブリックアートをお披露目した。魏嘉賢市長は、作品を通じて助け合いを重んじる厚い友情を伝えたいとあいさつし、さらなる関係深化に期待を示した。


同市は2005年、高千穂町と観光交流宣言を交わし友好都市となった。魏氏によると、2018年の花蓮地震で高千穂町が温かい声援と援助を届けてくれたことなどで友好がさらに深まり、昨年10月、より密接な姉妹都市となった。

作品は、双方が誇る景勝地、太魯閣(タロコ)峡谷と高千穂峡をイメージした、色合いの異なる2種類の大理石を合わせて小舟の形に仕上げたもので、互いに助け合って難関を切り抜けることを意味する四字熟語「同舟共渡」と名付けられた。

新型コロナウイルスの影響で訪台がかなわなかった高千穂町の甲斐宗之町長からは、地元の伝統芸能、夜神楽を披露するビデオメッセージで祝福の意が伝えられた。

(張祈/編集:塚越西穂)