2・28事件から74年 蔡総統、民主主義と自由の大切さ訴える/台湾

2・28事件から74年  蔡総統、民主主義と自由の大切さ訴える/台湾
2・28事件の被害者遺族に「名誉回復証書」を贈る蔡総統(左)
(台北中央社)戦後の台湾で国民党政権が市民を弾圧した「2・28事件」から74年を迎えた28日、蔡英文(さいえいぶん)総統は南部・高雄市で追悼行事に出席した。あいさつでは、民主主義と自由は台湾が発展し続けるためのカギで「最も基本的な価値」だとし、交渉の条件にするべきではなく「どんなものとも引き換えにできない」と訴えた。

蔡総統は、事件発生後から数十年に渡り、権威主義的な統治が続いたとし、事件は優秀な人材を丸々一世代奪っただけでなく、多くの台湾人が事件について口をつぐむ状況をも招いてしまったと言及。それでも台湾人は諦めず、民主主義や自由のために戦ってきたと述べ、今では事件について話すたびに、二度と悲劇を繰り返してはならないと戒め合うようになったと語った。

その上で、「自身たちの歴史に向き合わなければならない」「人権と人間性の尊厳を保障しなければならない」と強調。毎年の追悼行事を通じ、国家の反省とともに権威主義体制がもたらした痛みを忘れないことを示し、戦いの末に勝ち取った自由と民主主義の大切さを噛みしめられると話した。

式典では事件の被害者遺族に蔡総統から「名誉回復証書」が贈られた。

(侯文婷/編集:楊千慧)

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