接種されたのは独ビオンテックが米製薬大手ファイザーと共同開発したワクチン。新品だったが、ふたが取れており、希釈済みのものと間違えたという。
20人がすでに同院に戻って検査を受け、異常は確認されなかった。残り5人とも連絡が取れ、体調に変化はないという。呉志雄院長によれば、25人のうち5人が18~20歳、残り20人は40歳以上で、最高齢は65歳。同ワクチンを過剰に接種した場合、若者へのリスクが比較的高いという。
呉氏は、海外でも原液のまま注射してしまったケースが報告されていることに言及。メーカーは重大な健康被害がなければ、2回目の接種をするよう提言しているとした。また、指揮センターの荘人祥・報道官は、英国や米国の資料では、深刻な健康被害があったケースは見られないと話した。
(陳婕翎、江慧珺、王鴻國/編集:楊千慧)