台湾防空圏、今年680機以上の中国軍機が進入 国防部、防衛強化へ

(台北中央社)今年に入り台湾南西の防空識別圏(ADIZ)に進入した中国軍機の数が680機を超えたことが27日、国防部(国防省)が立法院(国会)に提出した報告書で分かった。同部は引き続き国防力の充実化を図る方針。

立法院外交および国防委員会では28日、邱国正(きゅうこくせい)国防部長(国防相)などを招いて台湾海峡の軍事的緊張の高まりによる台米中関係への影響に関する報告や質疑が行われる。

報告書では、中国軍が台湾侵攻のために各種戦力の増強や軍事的準備を進めていると指摘。台湾に対する戦力の向上のほか、有事の際の米軍による作戦行動の阻害を目的とする接近阻止・領域拒否(A2/AD)戦略を強化しているとの見方を示した。

また今年に入り台湾南西の防空識別圏(ADIZ)に進入した中国軍機が680機を超え、特に今月1日から4日にかけては149機が飛来したと強調。監視・偵察力の強化や国軍の防空対処戦力の消耗などをたくらみ、国外に対して軍事力や台湾海峡問題に干渉しないようアピールしているとまとめた。

一方で米国は台湾の自己防衛能力の強化に対して積極的に協力しているとし、共同で中国の挑戦に対処することを期待していると分析した。

また両岸(台湾と中国)の軍事的対峙について、短期間での解消は難しいと強調。中国は台湾への軍事的威嚇を増強させ、台湾に「一国二制度」の受け入れを迫っていることに触れ、今後台湾が受ける軍事的圧力はこれまでより大きくなるとして、国防力の充実化を図り、防衛への決意を示すことで中国を抑止する考えを示した。

(游凱翔/編集:齊藤啓介)
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