(台北中央社)ボサノバ歌手の小野リサが5月に台湾公演を開催する。北部・台北と南部・高雄で計3公演行う。
当初は2公演の予定だったが、4日のチケット販売開始後、売れ行き好調だったため、追加公演の実施が決まった。小野は台湾のファンに向けて「皆さんと再びお会いできることを楽しみにしています」とビデオメッセージを寄せた。

父親が台湾生まれであることから、台湾には強い親しみがあるという小野。これまでに台湾で単独コンサートを複数回開いたことがあり、2017年には南部・嘉義や屏東で開かれたイベントで歌声を披露したほか、2018年には北部・桃園の音楽イベントにも出演した。

小野は主催者を通じ、「一人の音楽家として、唯一皆さんのためにできるのはできる限りパフォーマンスをすること。生活の苦しみ、楽しさを分かち合い、音楽で心を癒やしましょう」とコメントした。


新型コロナウイルス対策については、すでに米ファイザー製ワクチンを2度接種したとし、大部分の時間を自宅で過ごし、外出時にはマスク着用や衛生面への注意、社会的距離の確保などを心掛けているという。

台湾公演は5月20日に高雄市の衛武営国家芸術文化センター音楽ホール、同22日に台北市の国家音楽ホールで開催。22日は午後と夜の2公演を行う。高雄公演のチケットはすでに完売している。

(王心妤/編集:名切千絵)