有期刑が3年以下に引き上げられた上、併科される可能性がある罰金刑は現行の20万台湾元(約80万円)以下から30万元(約120万円)以下と重くなった。
事故を起こした場合には、有期刑に加え罰金を科すことができるようになる。死者を出した場合、3年以上10年以下の有期刑、または200万元(約820万円)以下の罰金の併科。相手が重傷だった場合は1年以上7年以下の有期刑、または100万元(約410万円)以下の罰金が併科される。
再犯の定義については、判決や処分確定から5年以内とされていたが、10年以内に引き延ばされた。10年以内の再犯で相手を死なせた場合、最大で無期刑と罰金300万元(約1230万円)と定められた。
同乗者に対する罰則も強化された。600~3000元(約2500~1万2000円)とされていた過料は、6000~1万5000元(約2万4000~6万円)に引き上げられた。
▽飲酒運転「政府は決して容赦しない」=蔡総統
蔡英文(さいえいぶん)総統は24日、フェイスブックを更新。飲酒運転について、2019年に続いて再び厳罰化されたと言及し、「政府は決して容赦しない」と言明。飲酒事故の防止に力を注ぐ姿勢を示した。
(王揚宇、葉素萍/編集:楊千慧)