(台北中央社)世界の汚職・腐敗防止活動に取り組む非政府組織(NGO)「トランスペアレンシー・インターナショナル」(TI、本部ベルリン)が25日発表した2021年度の腐敗認識指数(CPI)で、台湾は68点を獲得し、世界180カ国・地域中、過去最高となる25位になったことが分かった。法務部(法務省)廉政署は同日、世界的に評価されていることの表れだとの考えを示した。


CPIは各国・地域の公務員の腐敗状況や民間との往来などに関して数値化したもので、1995年から毎年発表されている。台湾は2020年度には65点、28位だった。

トップはデンマーク、フィンランド、ニュージーランドの88点。アジア太平洋地域だけで見ると台湾は6位。ニュージーランド、シンガポール(85点、世界4位)、香港(76点、同12位)、日本(73点、同18位)、オーストラリア(同)に続く高順位となった。

同署は、今回発表された結果について、クリーンな政治を目指す政府の取り組みの成果が十分に示されたと強調。
新たなマイルストーンに向けてまい進しているとコメントした。

(劉世怡/編集:齊藤啓介)