(台北中央社)23日の天皇誕生日を前に、台北市内のホテルで22日夜、祝賀レセプションが開かれた。主催した日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表(大使に相当)は、同協会が今年、設立50周年の節目を迎えることを踏まえ、「次の半世紀も、日台はさらに輝く未来に向かって並んで歩き続けることができると信じています」と関係のさらなる進展に前向きな考えを示した。

台湾で天皇誕生日を祝うレセプションが開かれるのは、2018年12月に台北で平成最後の祝賀会が行われて以来、約3年2カ月ぶり。19年5月に令和になった後は、新型コロナウイルスの影響を受け2年連続で中止となっていた。

22日のレセプションには、台湾側から游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)や沈栄津(しんえいしん)行政院副院長(副首相)、対日窓口機関、台湾日本関係協会の邱義仁(きゅうぎじん)会長らが出席した。邱氏は経済や安全保障を巡る問題での共闘、沈氏はパートナーシップの強化に期待を寄せた。

蔡英文(さいえいぶん)総統も祝辞を送った。コロナ下で互いに医療物資を贈り合った台湾と日本は、「世界最高の手本」だとしたほか、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)への加入に対する持続的な支持や、地域の安定維持に向けた協力を日本側に呼び掛けた。

日本台湾交流協会は、1972年9月の日本・中華民国(台湾)断交後、双方の実務関係を維持するため、外務省と通商産業省(現・経済産業省)の認可を受け、同年12月に「財団法人交流協会」として設立された。2012年に公益財団法人に移行し、17年には現在の名称に改められた。

(王慶剛/編集:羅友辰)