(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は12日、台湾を訪問しているスウェーデンの国会議員と同国選出の欧州議会議員による訪問団一行と会談した。台湾とスウェーデンは理念の近いパートナー同士で、民主主義や自由などの普遍的価値を共有していると指摘し、権威主義の拡張が続く中、民主主義陣営のより一層の協力が必要だと述べた。


蔡総統は食事を共にした親族が新型コロナウイルスに感染していたため、公邸で在宅隔離中で、この日の会談はリモート形式で行われた。

蔡総統は、訪問団のメンバー全員が台湾の良き友人だとし、台湾との協力推進に積極的に取り組んでいるとして謝意を表した。また、欧州議会で昨年10月、台湾との関係強化を欧州連合(EU)に求める報告書が圧倒的賛成多数で可決されたことに言及。EUとの関係や今後の交流にとって非常に意義のあるものだとし、起草に携わった議員に感謝した。

スウェーデンとの航空協定締結にも期待を寄せた。直行便を開設できれば、双方間の経済や民間の交流がより盛んになるとした。


(温貴香/編集:楊千慧)