(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は就任から6周年を迎えた20日、フェイスブックを更新し、残りの任期である2年間に、引き続き全ての面で強靭(きょうじん)化した国を作る考えを示した。また「皆が冷静になって団結すれば、どんな過酷な挑戦に直面しても、台湾は必ず逆境を克服して乗り越えられる」と述べた。


蔡氏は、就任以来の6年間で、国際情勢の変化や外部からの脅威の増加、世界的な感染症の流行、自然災害の脅威を経験してきたと指摘。その中で全ての人が一緒に経済構造の転換を推進し、エネルギーの転換を行ってきたとし、世界のサプライチェーンが再編される重要な時期に、国際経済とのつながりを強化する決意を示したと語った。

台湾の経済については、新型コロナウイルスの感染が広がる中でも安定して成長できるとし、引き続き社会福祉やケアを強化する方針を示した。

また民主主義の台湾では社会に多くの考え方や政党間の競争があり、感染症や災害がもたらす不安もあるとしながらも、台湾人民は善良で理性があり、団結の精神であらゆる挑戦に立ち向かい、国の難関を乗り越えさせてくれると強調。国家の指導者として感謝の意を示した。

(編集:齊藤啓介)