(嘉義中央社)南部・嘉義県の景勝地、阿里山などを走る阿里山林業鉄路(阿里山鉄道)と同社の姉妹鉄道、黒部峡谷鉄道(富山県)は25日から、相手先の使用済み乗車券を提示すると自社の乗車券を提供するキャンペーンを行っている。両社は2013年に姉妹鉄道の提携を締結し、14年以降、新型コロナウイルスの流行で行われなかった20~22年を除いて毎年同様の取り組みを実施している。


農業部(農業省)林業・自然保育署阿里山林業鉄路・文化資産管理処(林鉄処)が同日までに発表した。日本人の旅客は、黒部峡谷鉄道の使用済み往復乗車券(宇奈月─猫又または宇奈月─欅平)と日本のパスポートを阿里山駅で提示すると、阿里山鉄道の支線(祝山、沼平、神木線)で2日間乗り放題となる乗車券を無料で受け取れる。

台湾人の旅客には、阿里山鉄道の支線2日間乗り放題乗車券と中華民国(台湾)のパスポートを宇奈月駅で提示すると、黒部峡谷鉄道の往復乗車券が贈られる。

事前予約は不要で、一度に受け付けるのは9人が上限。実施期間は11月30日まで。

(蔡智明/編集:田中宏樹)
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