(台北中央社)中央気象署(気象庁)は12日、軽度台風(台湾基準)台風25号が発生したと発表した。太平洋地域には同日午前8時現在、4個の台風がある。
11月に4個の台風が同時に発生するのは史上初。台風25号は15日から16日にかけて台湾に最も近づく見通し。

気象署によると、台風25号は12日午前8時現在、フィリピンの東の海上にあって時速28キロで西北西に進んでいる。中心気圧は995ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル。

気象署の朱美霖予報官によると、台風25号は今後、勢力を増すとみられ、中度台風(台湾基準)に発達する見込み。台湾は15~16日に台風の影響を明確に受ける。今後の進路はまだ不確実で、台湾の東の海上を通過する可能性や、台湾の南に接近してから進路を変え、北東に移動する可能性もあるという。14日に海上台風警報を発表する可能性も排除しないとした。

(張雄風/編集:名切千絵)
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