(台北中央社)会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が8日までに発表した2026年版の世界時価総額トップ100社のランキング分析報告で、半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は前年の12位から9位に浮上した。時価総額は前年比で倍増し、1兆米ドル(約160兆円)を超えた。


統計は2026年3月31日現在のデータを基にし、各年度の同時期と比較した。

TSMCの時価総額は25年の7090億ドル(約114兆円)から、今年には1兆4270億ドル(約229兆円)に成長。伸び率は上位10社で最高の101%に上った。

上位100社入りした企業の合計時価総額を国・地域別にみると、台湾は前回の7位から4位に躍進し、成長率は上位5カ国・地域で最高だった。PwCは「世界のテクノロジーサプライチェーン(供給網)において台湾が不可欠で重要な地位にあることを反映している」と分析した。

PwC台湾の林一帆マーケットリーダーは、台湾にとって現在の状況はチャンスであると同時に挑戦でもあると指摘。半導体と人工知能(AI)サプライチェーンが依然として中核的に恩恵を受ける産業であることはチャンスだとしつつ、長期的な時価総額の成長の原動力が単一産業の景気循環の波に限られる可能性があることが挑戦だとし、経済の強靭(きょうじん)性を高め、次なる成長局面を切り開くためにも、将来的には産業構造の多様性をいかにして拡大していくかを考えていく必要があるとの考えを示した。

上位100社の合計時価総額は前年比22%増の51兆8000億ドル(約8302兆円)で過去最高を記録。米半導体大手エヌビディアが米アップルを初めて上回り、首位に立った。米国企業の合計時価総額は上位100社全体の75%を占めた。

(呂晏慈/編集:名切千絵)
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