かっぱ、人魚、ヤロカ水…昔ばなしの妖怪が警告する、自然災害のおそろしさ

かっぱ、人魚、ヤロカ水…昔ばなしの妖怪が警告する、自然災害のおそろしさ
       

 毎年数多く発生する自然災害を民話やことわざ、教訓などという形で語り継いできた「災害伝承」。これらの話は全国に数えきれないほど残されており、中には妖怪たちが警告している話もある。災害と昔ばなし、妖怪との関係について専門家に話を聞くと──。



  ◇   ◇   ◇  



「畑のほら穴には昔から“ムジナ(タヌキのような妖怪)”がすんでいるから、むやみに近寄ってはいけないよ」



 かつては、お年寄りがこんな話をよく聞かせてくれた。



 ほら穴の中に妖怪はいなかったが、近くには雨が降ると崩れやすい崖があった。大人はそこに子どもたちを近寄らせないよう、危険な場所に「妖怪がいる」と言い怖がらせ、災難を未然に防いだのだ。



 わが国では地震、津波、洪水など毎年のように多くの災害が発生、被害に見舞われている。過去の被災経験を民話やことわざ、教訓などで残したものを「災害伝承」といい地域や家庭で伝えられてきた。



「被害を数字や客観的な事実だけでなく、恐ろしさや悲しみなどの感情、教訓、メッセージを込め、民話や昔ばなしという形で伝えたほうが後世に残しやすいと考えたのでは」と説明するのは作家で民俗学者の畑中章宏氏。



■水害多発地域に残るかっぱ伝説

 さらに注目したいのは、被災地域に伝わる伝承の中には怪異現象や妖怪にまつわる話も多い点だ。



「災害後、生き残ったことへの安堵感と同時に後ろめたさも持っていたと考えられます。その言葉では表しきれない独特の感情を昇華させ、体験を語るためにも、妖怪の存在は都合がよかったんでしょう」と推測する。


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2017年10月20日の社会記事

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