森見登美彦さん、14年分のエッセイが一冊に「最初のころは必死やなって(笑)」

森見登美彦さん、14年分のエッセイが一冊に「最初のころは必死やなって(笑)」
森見登美彦さん 撮影/佐藤靖彦

 2003年に『太陽の塔』でデビューして以来、数多くの小説を上梓(じょうし)してきた森見登美彦さん。新刊『太陽と乙女』は、デビュー以来、14年にわたってさまざまな媒体に寄稿してきたエッセイ90編を収録したエッセイ集だ。



「なんとなく、そろそろエッセイ集を出す時期かなぁって思うようになったんです。今までバラバラに書いてきたものをありったけまとめれば、本1冊分くらいにはなるかなぁと思っていたのですが、いざ集めはじめたらどんどん増えてしまって。結局、400ページを超える厚みのある本になってしまいました」



■困難を覚えながら書いたエッセイの数々

 これまで多数のエッセイを執筆してきた森見さんだが、意外なことに苦手意識を持っているのだという。



「小説は小説で悩んでしまうので、決してスラスラ書けるというわけでもないんです。ただ、小説は自分とつながってはいるものの、ある意味、距離があるので気楽なんです。でも、エッセイはどう書けばいいのかがわからなくて。読者の方にはおもしろく読んでもらいたいけれど、かといって心にもないことは書けないですし。僕は特に変わった経験をしているわけでも、主張したい意見があるわけでもないですから。毎回、何を書こうかって悩んでしまうんです」



 本作の制作過程で過去のエッセイを読み返した森見さんは、あらためて気づいたことがあるそうだ。



「章ごとにほぼ時系列でエッセイが並んでいるのですが、最初のころは、読者に笑ってもらいたい一心で必死やなって(笑)。必死すぎて“これは……”と思ったものには、部分的に手を入れたりもしました。後半は、今度はまじめなことを言おうとして力が入ってますしね。適度に脱力しつついいことを言えればいいのですが、なかなか、そういうことができないんです」


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