“見えない障害”に理解を、当事者を追い詰める「好奇の目」や「コソコソ陰口」の実態

“見えない障害”に理解を、当事者を追い詰める「好奇の目」や「コソコソ陰口」の実態
都が考案したヘルプマーク。これがついたカードも知られつつある

 臓器の機能に障害のある内部障害や精神障害などは、身体障害とは違い見た目ではわかりにくい。こうした「見えない障害」を持つ当事者は、家族や仕事の関係に悩み、外出時も工夫するなど試行錯誤している。



■突然、高次脳機能障害を患って

「取材が苦手になってしまった。いまは、対象者とベストの距離がつかめる自信がありません」



 これまで家出少女や貧困層の売春、若者の詐欺などハードなテーマの取材をしてきたルポライターで、上映中の映画『ギャングース』の原作も提供した鈴木大介さん(45)。3年半前の夏、脳梗塞で倒れ、高次脳機能障害と診断された。いわば、脳が“故障”し、認知機能に障害が起きている状態だ。



 入院直後は死を覚悟したこともあった。



「もう働きづめじゃなくていいし、締め切りもなくなる。解放感がありました」



 数日たつと、後遺症を持ちながら生きていかなければならないと、焦りが出てくる。



 さまざまな障害が症状とともに現れた。新しい出来事が覚えられない記憶障害、ぼんやりして2つのことが同時にできない注意障害、計画したことが実行できない遂行機能障害……。その後、退院できたが左半身に麻痺があった。



 ただ、懸命なリハビリで回復していく。



「身体機能が回復したので、脳もどんどん回復していくだろうと思っていました」



 認知機能のテストは高得点。でも日常生活が送れない。例えば、車のスピードが速く感じる。右から来る車は過剰な注意で目が離せず、ワープしているように見え、横断歩道すら渡れない。


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「“見えない障害”に理解を、当事者を追い詰める「好奇の目」や「コソコソ陰口」の実態」の みんなの反応 6
  • 匿名さん 通報

    ニートとか言って茶化すMXテレビの番組は不愉快です。もはや見てない。働きたくても、働けないのに。

    3
  • 匿名さん 通報

    人間は、自らと異なる者に同情することはあっても、真の意味で理解することは絶対に無い。「知ってほしい」なんて言ってる人は、結局メディアの晒し者、飯の種にされてるだけ

    2
  • 匿名さん 通報

    見える障害でも、偏見、差別今は強いですから。お察しいたします。障害者というだけで、生意気な奴が多い、とか世の中に不要な存在(優生思想)と唱える人までいます。殺されてしまうかもしれない恐怖は辛い。

    1
  • 匿名さん 通報

    ヘルプカードは鞄などに提げるのではなく、カードの裏などに事情を明記して、いざという時にそれを提示して理解してもらうような感じにしてもらうのはどうだろう。     【続く】

    1
  • 匿名さん 通報

    【続き】     そういう時は一から説明してお願いするのも難しいだろうし。 そうすれば心無い人に好奇な目で見られたりするのも防げる。

    1
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