発達障害は病気というよりも、少数派の「種族」だから生きづらい

 会社などで、休み時間に女性どうしがおしゃべりをするときに、どこのお店のケーキがおいしかったという話になることがあります。そうすると、ほかのお店のケーキと比べてどうか、使っている材料はそれぞれなにか、最近できた新しいお店はどうなのか、といった具合に、マニアックな知識が次々に披露されたりします。



 このような会話をする人のなかには、「ケーキオタク」と呼べる人もいるでしょう。



 では、ケーキオタクの女性たちに、「対人関係が苦手」「こだわりが強い」という自閉スペクトラム症の特徴が見られるかというと、一概にそうとはいえません。



 ある種のこだわりをもっていても、それを対人関係のなかで柔軟に調整できる場合には、むしろ「対人関係が良好」だったりします。



 ケーキに関する雑談でいえば、参加者のほとんどは、ケーキの知識を追究するためではなく、おしゃべりで時間をつぶしながら親交を深めるために、たまたまケーキを題材にしているのに過ぎないわけです。



 もうひとつ補足しておくと、オタクの人は、興味がなくてもケーキに関するおしゃべりにそれなりに参加できますが、自閉スペクトラム症の特性がある人は、もしもケーキに興味がない場合、そもそもおしゃべりに積極的に参加しようとはしません。彼ら彼女らにとって会話はあくまでも情報交換のためであり、時間つぶしや交流のために会話をしようという意欲は、基本的には低いのです。



 いっぽう、自閉スペクトラム症の人は、対人関係のために大好きなことの優先順位を下げることには抵抗があるのです(それが「対人関係が苦手」で「こだわりが強い」という特性につながります)。


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