夫婦で貫いた妥協なきスピリット、下町にある「人が育つ」カフェ

夫婦で貫いた妥協なきスピリット、下町にある「人が育つ」カフェ
『カフェ・バッハ』田口護・文子夫妻 撮影/伊藤和幸

「いらっしゃいませ」



『カフェ・バッハ』のドアが開き、一歩足を踏み入れると、スタッフ全員からの心地よい挨拶とコーヒーの豊かな香りが迎え入れてくれる。



 18世紀ドイツで活躍したバロック音楽の作曲家、バッハをはじめとしたクラシック音楽を聴きながら、丁寧に抽出されたコーヒーと本格ドイツ菓子を楽しむ優雅な時間。カウンターの壁には自家焙煎豆がずらりと並び、磨き上げられた焙煎機が鎮座する。



■バッハが生み出したもの

 1968年、東京の下町、浅草からほど近い山谷(現・台東区日本堤)に開店し、昨年、開業50周年を迎えたカフェ・バッハ。山谷は戦後日本の復興を支えた労働者の町だ。東京五輪前には約1万5000人の日雇い労働者が集まった。現在は酔っ払いの姿も見られなくなり、観光地へのアクセスもよいため、外国人観光客が訪れる美しい町となっている。



 この土地で半世紀。地域とつながり愛されるカフェを営み、卓越した焙煎技術と開発にかける情熱で日本のコーヒー界を牽引してきた。それが、田口護・文子夫妻である。



 カフェ・バッハには毎週のように日本各地、そして海外から、視察が訪れる。焙煎技術や接客の極意を惜しみなく伝え、カフェの開業を目指す若者からも尊敬を集めている。田口夫妻の胸には「よいもの、正しいもの」を追求する妥協なきスピリットが、今なお燃え続けているのだ。



◇   ◇   ◇


あわせて読みたい

気になるキーワード

週刊女性PRIMEの記事をもっと見る 2019年5月25日のライフスタイル記事
「夫婦で貫いた妥協なきスピリット、下町にある「人が育つ」カフェ」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    完全禁煙になったら訪れてみましょう。

    0
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

ライフスタイルニュースアクセスランキング

ライフスタイルランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

コラムの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

生活雑貨、グルメ、DIY、生活に役立つ裏技術を紹介。