嫁殺害後、母と実家に埋めた男の裁判で明かされた「悪辣な偽装工作」

「死体遺棄は認めますが、鷹仁がまさか本気でやるとは思わなかった。手助けするつもりはなかった」



 と、殺人幇助を否認した。



 両被告人は事件に至るまでの背景を詳細に語った。被害者の麻衣子さんが重い精神疾患にかかり、その言動が鷹仁被告を追い詰め、恵美被告を心配させたという構図だ。



 証言などによると、鷹仁被告と麻衣子さんは、双方の以前の勤務先にあたる銀行で2010年に出会った。職場恋愛を育んで約1年半後に結婚。なかなか子宝に恵まれなかったため、麻衣子さんは'13年ごろから不妊治療に通うように。



 その効果か'16年秋に長女が誕生するが、流産寸前で帝王切開による出産だった。長女が未熟児だったこと、子育ての悩みもあって麻衣子さんの精神状態は怪しくなり、精神科を受診したところ、「強迫性障害」といって極度の潔癖症のような病気だと告げられた。



 全国にその患者はおよそ100万人いるとされ、外出先から帰ると、すぐ手洗いを何度もするし風呂にも何度も入る。服を脱いで洗濯機に入れる。家族に強要するケースもあるようだ。鷹仁被告は、



「だから、親子3人で外出するときは『箸』と『箱』と『使い捨てのビニール手袋』を持参するんです」



 と証言台で告白した。



■このままでは長女が危ない

 帰宅時、汚れた手で触れなくてもいいように「箸」で照明などのスイッチを入れ、麻衣子さんと鷹仁被告がまずシャワーを浴びる。その間、入浴前の長女は「箱」に入れておく。「ビニールの手袋」は玄関のドアノブなど箸で操作できないものに使う。1箱100枚入りのビニール手袋を、1週間に3~5箱は使っていたという。


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