『のだめ』に『時効警察』担当作品は約200本!ドラマスタイリストは「夢を見せる仕事」
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西ゆり子さん 撮影/伊藤和幸 撮影協力=株式会社サン・フレール

  ファッション誌、バラエティー番組のタレント衣装、アイドルの衣装、そしてテレビドラマで女優たちの『役』を表現するスタイリストへ――。ジャンルを超えて、「洋服」の表現と可能性を追求してきた。「夢を見せる仕事」と楽しそうに笑う彼女のスタイリングは、人をワクワクさせる遊び心にあふれていた。



■『セカンドバージン』
鈴木京香の衣装が話題に

 ドラマを見ていて、主人公のファッションに目を奪われたことはないだろうか。



 仕事のできる女性管理職のスーツ姿。ファッション雑誌の編集者役の颯爽としたコーディネート。ドラマの衣装は、その登場人物の生い立ちや性格、ときに経済状況や交友関係までをも表現する。演技や演出以上に登場人物を雄弁に物語ることさえある。



 昨今、ドラマの主人公や登場人物が身につけたファッションが、特に女性視聴者の注目を集めるようになった。



 例えば、2010年にNHKで放映された『セカンドバージン』。鈴木京香演じる出版社専務の「中村るい」のファッションが話題になった。



 「私もるいみたいになりたい」「ブランド名が知りたい」「同じバッグやアクセサリーが欲しい」といった声が、番組の掲示板やTwitterに次々と寄せられたのだ。



 このるいの衣装や小物などのファッションのすべてを担当したのが、ドラマスタイリストの第一人者とされる西ゆり子さん(70)だった。