貴乃花が吸引する“水素ガス”に医師が警鐘「間違ってもコロナ予防と謳わないで」

 医療としては、空気全体を100としたときに、水素ガスが2%前後含まれたガスを6時間から12時間ほど吸うことで、効果が実証されている。



■爆発の危険やがん死亡率がアップ

「副作用の軽減や、心停止後の脳機能の回復などについてはきちんとしたエビデンスが得られていますが、民間の水素吸引器が謳う効果はいっさいエビデンスがありません。水素ガスを吸引させる治療は、その濃度や時間が非常にシビアです。



 効果が証明されている2%という濃度がきちんと保たれているのか。理科の実験で爆発したなんて話がありますが、水素の濃度が4%を超えると爆発のリスクが高まります。販売ページには、“実際に吸うガスの濃度”の記載がどこにもないので疑問です」



 岡田先生によると、水素ガスは抗酸化物質として優れているため、前述のような医療としての効果が見られるという。



「ただ、サプリメントの過剰摂取が代表的ですが、抗酸化物質の摂りすぎは、がんの死亡率が上がることが証明されています。どうなるかわかりませんが、もし水素ガス吸引が民間で流行して、大勢の人が吸うようなことになると、将来がんが増えることも否定できない。もし本当に水素ガスが出ているのであれば……という前提ですが」



 きちんとした研究に基づいて生まれた先端医療が、民間療法に転用され、もし万が一なにか問題が起これば、その先端医療自体が疑われてしまう恐れがある。それは医療の発展を阻害しかねない。


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