自閉症の青年GAKUと、アートディレクター古田ココが織りなす「芸術の世界」

自閉症の青年GAKUと、アートディレクター古田ココが織りなす「芸術の世界」
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 赤い髪が印象的なココさんはパリコレにも参加したことがあるハイブランドのデザイナーとして長年活躍。第二の人生を求めて飛び込んだ福祉業界で「がっちゃん」と出会った。そして重度の自閉症である青年との距離を少しずつ縮めていく。やがてGAKUは、言葉で伝えられない気持ちを「絵」で表現するアーティストに成長した。「がっちゃんにとって、私は先生? お手伝いさん?」そんなココさんの問いにGAKUは──。



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同じポーズをとる古田ココさんとGAKU(撮影/渡邉智裕)

 川崎市の高津駅から徒歩1分、雑居ビルの殺風景な階段を3階まで上りドアを開けると、別世界のようにカラフルな色に囲まれたアトリエがあった。アーティストとして活動するGAKU(20)は、ここで1年におよそ240作品を生み出している。



■凸凹二人三脚で世界へ

 鮮やかな黄色の壁、天井にはシャンデリア。窓枠と色をそろえた赤い椅子。棚にはキャンバスや絵の具がぎっしりと並べられ、反対側の窓際にはノートパソコンが置かれたデスクがふたつ。



 奥の席はGAKU、手前はアートディレクターの古田ココさんの定位置だ。机の前には、ムラなく一色に塗られたキャンバスが2枚置いてある。



「どうも、ココです。GAKUは今日、少し遅れて来るから、先に話しましょう」



 ふわふわの赤い髪に大きな瞳、迷いなく歯切れのいい言葉。小さな身体から発する存在感が大きい。



 毎週月曜日から金曜日の朝10時から夕方5時まで、GAKUはココさんと一緒にこのアトリエで過ごし、絵を描く。ずっと描いているわけではなく、お気に入りの乳幼児用DVD『ベイビー・アインシュタイン』を繰り返し見たり、突然部屋を飛び出して4階に駆け上がって窓から道を見下ろし、ビルの前の通りを行き交う車をじっと見つめたりして過ごすことも多い。


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