東京に向けて北上中!? キョン大繁殖で被害拡大も「命乞いして鳴き叫ぶ」駆除への葛藤

東京に向けて北上中!? キョン大繁殖で被害拡大も「命乞いして鳴き叫ぶ」駆除への葛藤
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キョン。繁殖力が高く、8か月の妊娠、出産後翌日から妊娠できる。そのため次々に増えた(Hunt+提供)

 千葉県南部で繁殖、急増しているシカ科の特定外来生物、キョン。人間に危害を加えることはない臆病な動物だが、生態系を破壊したり、農作物に被害を及ぼすことから駆除の対象になっている。しかし、その命を奪うだけではなく、有効活用しようという動きも見られる。人と野生動物が共生する未来を探る──。



「ギョーウ、ギョーウ……」



 千葉県。房総半島南部のとある地域。日が落ちるとどこからともなく、聞いたことのない不気味な鳴き声が響き渡った。その声に80代の女性は眉をひそめた。



「キョンだよ。森とか空き家にいるのよ。この鳴き声、うるさいし気持ちが悪い」



■動物園から逃げ出し繁殖

『キョン』とは中国や台湾にいるシカ科の小型草食獣。全長1メートル、体重は10キロ程度で中型犬程度の大きさだ。現在は東京・伊豆大島と千葉県の房総半島南部にのみ生息している。もともと日本の動物ではなく、海外から連れてこられた外来生物だ。



 動物園で飼われていたキョンが逃げ出し、温暖な気候で天敵もいなかったことから繁殖、野生化した。国はアライグマなどと同じように『特定外来生物』に指定、根絶を目指し駆除を進める。



「キョンは農作物に被害を与えたり、希少な植物を食べて日本古来の生態系に被害を及ぼすおそれがあります。すでに住民の生活環境や農作物には被害が出ており、県としては早急に駆除したいと考えています」(千葉県担当者)


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