60代からは家族や友人に縛られない!鎌田實先生が伝授、人生の後半を“ラクに生きる”ヒント
拡大する(全1枚)
1948年生まれ。医師、作家、諏訪中央病院名誉院長 鎌田實先生

 他人との縁を切らず、ほどよい距離感を保ちながら、ひとりの時間を大切に─。



 長年、緩和ケアの現場で患者と向き合っていく中で、そんな“ちょうどよい孤独”を楽しむ生き方こそ、満足した人生の最期につながると感じている医師で作家の鎌田實先生。ひとり時間を楽しむ力を養うことは、自分の価値観をはっきりさせて自己肯定感を高めることに役立つという。



“ソロ活”の練習を始めよう

「人はいつかひとりになる可能性がある。自分の延命治療・緩和ケアはどうするか、夫に先立たれた後にどう生きるか。自分ひとりで決めなければならないときが必ずきます。そのときに、満足できる“自分流”の生き方を選択することができるか。ひとりで何をするか選んで過ごす“ソロ活”は自己決定の訓練にもなります」(鎌田先生、以下同)



 鎌田先生は、家族や親しい友人など誰かが一緒にいるという恵まれた環境のときこそ、“ソロ活”の練習を始めることをおすすめしている。



「ひとりで過ごす訓練なしにひとりになると、本当につらい。誰かがいるという環境がいつまでも続くわけではないということを元気なうちから意識することも大事です」



 例えば、図書館に行って1時間本を読んで帰るだけでもよい。夫や友人の要望に合わせたり、予定を決めてもらうのではなく、自分で何をしたいか考えて行動する行為が重要。特に子育てが一段落し、定年退職を意識し始める50~60代は、自分流の生き方へシフトチェンジできるよいタイミング。