89歳になる兼高かおるさん「わたくしの人生の旅は、まだまだ続きますのよ」

 そこまで語ると兼高さんは、私たちのさらなる追求を煙に巻くべく、あの大きな瞳をくりくりっとさせて、にっこりと微笑む。



■考えてもいなかったロサンゼルス市大へ留学

 昭和20年(1945年)、そんなミステリアスなロマンスをもたらした戦争も終結。兼高さんは、医大への進学を希望した。



「兄が病身だったので、入れ替わり立ち替わり、いろいろな先生にお願いしていたんです。うちにいらっしゃるお医者様には楽しい方が多くてね。それで“医者っていいなあ”と思ったんです」



 ところが受験は失敗。理由は意外なところにあった。



「通っていた女学校のお隣に医大がありまして、朝、時間ギリギリで走っていくと、窓から医大生が、“走れ!”と応援してくれるんです。



 それでわたくしも、見上げて笑ったりしておりましたら、女学校のシスターたちはそれは問題だと。“知らない男の人に愛嬌を振りまくのは、風紀を乱す”というんです」



 厳格なシスターたちには、10代の女の子が醸し出す一陣の春風も、不良の行いにしか見えない。校内でのラクビーのまね事やら、こうしたことが重なって、内申書の評価点が極めてシブかったのだ。



 兼高さんは一転、当時はエアガールと呼ばれていた花形職業スチュワーデスを目指す。



「当時はプロペラ機でしょう。だから(志望者は)目方でいうと体重12貫(45キロ)、背が150センチまでとか、決まっていたんです。



 わたくしは背が高かったものですから、目方も重い。目方か背の高さかのどちらかでダメだったんです」


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2017年2月26日の芸能総合記事

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