みなさんは「味どうらくの里」という調味料を知っているだろうか。

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秋田県民にはおなじみ「味どうらくの里」(画像は編集部撮影)

東北醤油(本社・秋田県大仙市)が販売する、東北民以外にはなじみの薄い調味料。しかし秋田県民の料理には欠かせない一品らしい。愛知のスーパーでも販売していたものを、あるツイッターユーザーが投稿したところ、

「秋田ではたぶん普通に自宅にあります 実際私の家にも常備してますよ 煮物、麺のつゆ、鍋物 なんでも万能です」
「有名も何も、うどんから納豆・漬物までこれで全て事足りる。むしろ無いと詰む。へばな(意味:それじゃ)」
「地元の商品なので おそらく 秋田県民の7割 くらいの家庭で 使用されてると思います」
「ある程度の歳まで醤油=味どうらくの里だと思ってる秋田県民結構いる説」

といった声が寄せられている。

「万能」とまで謳われる調味料とは、いったいどんなものなのだろうか――。

「秋田じゃ大人気商品」

「これが無いと詰む」「万能です」 秋田人が愛するソウル調味料「味どうらくの里」とは

しょう油、めんつゆに近い?

秋田出身の社員に聞いてみると、「実家に絶対あると思います」とのこと。実際、1.8リットルの一番大きなサイズが常備してあった。味は甘じょっぱく、用途としては煮物に入れるなどしょう油やめんつゆに近いという。社員の母によれば「秋田じゃ大人気商品」とのことだ。

公式サイトによれば、味どうらくの里は本醸造しょうゆにかつおだしなどを加えたもの。

5倍に濃縮し、「万能つゆ」として販売している。薄めてめんつゆや天つゆ、煮物、鍋に使用できるほか、そのまましょう油として使うこともできる。ツイッターではこのほかにもチャーハン、きんぴらごぼうに使用されるなど、可能性は無限大だ。

販売しているのは、500ミリリットル、1リットル、1.8リットルの3種。秋田・山形のほとんどのスーパーで取り扱っているほか、青森、岩手、宮城、福島の一部店舗、東京ではアンテナショップのあきた美彩館、秋田ふるさと館で販売されている。

上記の地域以外でも販売しているお店はある様子。運良く見つけた際は、一度手に取ってみては。